2009 2010

畑だより

 
2009

ひよっこ畑は、家から桧尾川を越えたところにある貸農園にあります。
元々は、田んぼだったところを耕し、土づくりから始めました。
もう10年になりますが、無農薬、有機肥料でがんばってます。
畑のすぐ横には池があり、様々な生き物が住んでいますし、訪れてくれます。
彼らに会うのも楽しみのひとつです。


     

 とてもこわがりやさん。
話しかけると、話も聞かずに
行ってしまいます


白鷺
ひなたぼっこ中の亀家族



なまえは、くろちゃん。
時々、おでかけします。いつ
帰ってくるかわかりません。


牛蛙
足にケガしたはとくん。歩いて
わたしのところへあいさつに
きてくれました。


今年の夏野菜は、前半の雨続きで 水やりにほとんど行かないですみましたので
 日焼けもしないで楽だったのですが、
反面、なすやトマト、ピーマンがなったまま腐るということもおこってしまいました。
最近の天候の異常さは、野菜作りをしていると身に迫るものがあります。
わたしたちより自然のままに生きている動植物たちのことが、ほんとうに心配です。

       
大好物の賀茂ナス。
今年もよくとれました。
やはり深く耕し、鶏糞を
いっぱいあげたかしら。


賀茂茄子
 
 あけてびっくり玉手箱。
おいしいのができました。
すいかさんに広い土地をかして
あげたのが良かったようです。

すいか
何階建てになったかな?
秋になってもとれました。



トマト
種をとっては毎年植えてます。
これも秋になっても取れ続け
ます。


ささげ豆 


おすすめ新刊本
・ 
有機・無農薬 おいしい野菜ができる安心肥料の使い方完全ガイド  発行 学習研究社 
・ 温暖化が進むと「農業」「食糧」はどうなるのか?         
著者 杉浦 俊彦氏 発行 技術評論社   

  今年の春、頂いたひまわりの種を池の傍らに播きました。
すると、みるみる見上げるまでに、育ちました。茎は木の幹のようです。
特に肥料をあげたわけではありません。池からの養分をいっぱいもらったのでしょう。




まだ恥らいがちなひまわりさん



しっかり独り立ちしたひまわりさん

記念撮影




同じ種なのに一本だけなぜか大家族。いつも楽しそう。



来年も楽しみです!





この春、お隣の空いた区画で 若いご夫婦が、野菜作りを始められました。
まだ乳母車にのった女の子と 幼稚園にはいる前のひとなつっこい男の子が一緒です。

まだこんなに小さい頃から、おっぱい飲ませながら畑仕事、みんなで力をあわせて何かをやり続ける。
土日、観光地へ行ったりして、遊んだりするより
こんな子育てが、最高かもなあと思いました。

これから、大変なことも、いっぱいあると思います。陰ながら応援しています。







冬にとれる野菜は、夏の終わりから秋の初めに準備します。
でもわたしは、いつも少し遅くなってしまいます。
早い人たちはもうすっかり植え終わっています。
今年は特に、9月のはじめはずっと東京に行っていましたので
9月中旬に白菜とキャベツのための土作りをしました。

今年もあるだろうか?と鍬をいれ土を耕します。
でもそんなに慎重になっていては、ますます遅くなってしまいます。

やっぱりありました!!



5pぐらいの楕円形の卵です。
誰のものだかわかりますか?


畑の横にある池には、魚たちやいろんな生き物たちが棲んでいます。 





何年か前には、絶滅が危惧されている
イタセンパラ
(淀川と岐阜、富山の河川のみに分布といわれていた。)
まだこの池にいたそうです。

でも残念なことに、今、淀川では
イタセンパラは絶滅してしまったと聞きます。

これにはいろんな原因があるようです。
池にごみを捨てたり、外来魚をはなしたり、心ない人たちがいます。
大きな原因は83年に淀川大堰ができてかららしいです。
水位の変化に敏感な
イタセンパラ

やはり人間の仕業です。
人間が良いように自然環境を壊すとたいへんなことになってしまいます。
生き物みんなと共存できるように!自然のバランスを保てますように!


詳しくは、ホームページ
淡水魚の窓イタセンパラ-Wikipediaなどをご覧ください。


さてあの卵のことです。
鍬をいれたところに最初に出てきたのがこの子です。
ごめんなさい。まだ卵の中にいたかったでしょう。
でももうぱっちり目も開いています。びっくりしたことでしょうね。

池の住民、亀のあかちゃんでした。
今年も畑で産まれました。

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